メタルフリー治療って何?

メタルフリー治療って何?

コラム

2017.10.30

メタルフリー治療とは、金属を全く使わない歯の治療方法のことをいいます。

従来の虫歯治療においては修復の際に金属を使用するケースが多く、セラミック治療においても強度的な問題から、見えないところに金属のフレームを入れて補強することが多くありました(図1)
しかしセラミック素材や、歯と修復物を接着させる接着材の進化で、金属を使用しなくても十分な耐久性を得ることが可能になりました。

特に歯の欠損部をブリッジで修復する場合には大きな強度が必要となり、従来は金属のフレームを入れることが必須でしたが、このような場合でも現在ではジルコニアという歯と同色の素材が登場し、メタルフリーブリッジで修復することができるようになりました(図2)

金属で修復する治療は見た目が悪く、一目で歯の治療をしていることが他人に分かってしまいます。しかしセラミックによるメタルフリー治療は、見た目が治療しているかどうか分からないくらい自然な色調にすることが可能です。またメタルフリー治療は金属アレルギーでお悩みの方でも安心して治療を受けることができます。【詳しくはここをクリック】

金属が目立って気になる、金属アレルギーが心配などのお悩みがありましたら、当医院へご相談下さい。セラミック治療は自費診療となりますが、耐久性を保証しておりますのでご安心ください。

図1-a図1-b 図1-c

図1 正面から見るとそれほど分かりませんが、上顎の歯には全て金属が使用されてい
ます。レントゲンで白く見えるところが金属です。

 

図2-a 図2-b 図2-c

図2 従来は金属のフレームを入れないと破損しやすかったブリッジも、材料の進歩により、ジル
コニアを使ったメタルフリーブリッジで修復することが可能になりました。

監修者情報
監修情報

森田 誠(もりた まこと) 山手通り歯科 院長

東北大学卒業後、仙台市内の歯科医院に勤務。その後、新宿区の元日本接着歯学会副会長が在籍する歯科医院で8年間勤務。その間、鶴見大学歯学部歯科補綴学第二講座に所属し学位(歯学博士)を取得。
日本歯科審美学会、日本顎咬合学会、日本補綴歯科学会、日本接着歯科学会、日本歯科保存学会に所属し、なるべく歯を残し、美しさを追求することに精進する。その結果、数多くの著書を手掛け、長きの臨床と研究により接着性・審美性に優れた「接着修復治療」を実践。現在、中目黒で開業し日々精度の高い治療を行っている。
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