セラミックは部分的に詰めることも可能?
2019.11.26
セラミックといえば通常、歯の根元まで全部被せるクラウン(図1右)を想像される方が多いと思いますが、比較的小さな虫歯においては部分的なセラミック(インレー)を入れることが可能です。(図1左)セラミックインレーにするためには専用の形態付与が必要ですが、健全な歯質を大きく削る必要はありません。(図2~図4)
セラミック治療は歯と同じ色調で修復することができるので、治療した形跡が分からないほど自然な仕上がりになります。
また材質的にも安定しているため、耐久性の高い接着剤を併用することで虫歯の再発を予防することにもなります。
(http://www.high-quality-care.com/adgel.html)
ただし、虫歯を予防していくには定期的メンテナンスは必要不可欠です。
せっかく健全歯質を残してセラミックインレーにしても、メンテナンスを怠ったためにわざわざ残した歯質から虫歯になってしまっては意味がありません。
当院では定期的メンテナンスを受けていただくことを前提として、セラミック治療に対して10年の保証をお付けしております。
虫歯でお悩みの方や金属の詰め物が多く見た目が気になる方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。
図1 セラミックのインレー(左)とクラウン(右)
図2 セラミックインレー形成後
図3 作製されたセラミックインレー
図4 セラミックインレー装着後

森田 誠(もりた まこと) 山手通り歯科 院長
東北大学卒業後、仙台市内の歯科医院に勤務。その後、新宿区の元日本接着歯学会副会長が在籍する歯科医院で8年間勤務。その間、鶴見大学歯学部歯科補綴学第二講座に所属し学位(歯学博士)を取得。
日本歯科審美学会、日本顎咬合学会、日本補綴歯科学会、日本接着歯科学会、日本歯科保存学会に所属し、なるべく歯を残し、美しさを追求することに精進する。その結果、数多くの著書を手掛け、長きの臨床と研究により接着性・審美性に優れた「接着修復治療」を実践。現在、中目黒で開業し日々精度の高い治療を行っている。
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