コラム

睡眠時無呼吸症候群って何?

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2019.2.26

睡眠時無呼吸症候群とは文字通り、睡眠時に無呼吸になる病気で、SAS (Sleep Apnea Syndrome)とも呼ばれています。
無呼吸とは10秒以上の呼吸停止と定義されており、これが1時間に5回以上、もしくは7時間の睡眠中に30回以上ある場合はSASと診断されます。
睡眠時無呼吸症候群(以下SAS)は気道が閉塞することにより起こります(図1)。
気道閉塞の原因は、
・気道へ舌が落ち込む
・肥満による首周りの脂肪の沈着
・扁桃の肥大
・顎が小さい
・アルコールの摂取で筋肉が緩み、喉が塞がりやすくなる
などです。また、SASにかかると十分に眠れないことが原因となってさまざまな症状が発現します。
・いびきをかく
・何度もトイレに起きる
・日中の強い眠気
・倦怠感
・集中力・記憶力の低下
このような症状がある場合はSASの疑いがあるため、検査が必要です。
代表的な検査方法としては、ポリソムノグラフィー(PSG)があります(図2)。SASの検査の中では最も精密な検査方法で、睡眠中の脳波・心電図・呼吸・血中酸素濃度などをモニタリングして診断を行います。

歯科分野での治療法としてはマウスピース療法があります。舌根の沈下で気道が閉塞しないよう、下顎を数ミリ前方へ移動させた状態で上下のマウスピースを固定したものを就寝時に装着します。(図3)。

図1
図1 睡眠時無呼吸症候群(SAS)のイラスト
舌根沈下などが原因で気道が閉塞し無呼吸となる

図2
図2 ポリソムノグラフィー(PSG)
SASの検査の一つで睡眠時の脳波・心電図・呼吸・血中酸素濃度などを計測して診断する

図3
図3 マウスピース療法
マウスピースで下顎を前方位で固定し、舌根の沈下を抑制する

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