コラム

ラミネートベニア法って何?

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2018.12.20

ラミネートベニア法とは、見た目がよくない歯の表面を薄く削り、その上に形と色を整えた薄いセラミックを歯に接着させる方法です。イメージとしては付け爪を貼り付けるのと似ていますが、耐久性は付け爪と違い、半永久的です。
適応は前歯で、健全な歯であるにもかかわらず歯の表面が変色している場合や、形が正常でない場合などに用いられます。

図1は若い女性の方で、上の前歯が小さく歯と歯の間の隙間が大きく開いていることと、前歯先端付近にある白斑の模様が気になるとのことで治療を希望されました。

治療の流れとしては、まず術前に歯型をとって石こう模型をつくり、最終形態のシミュレーションをして歯を削る部位や量を決めておきます。来院2日目にシミュレーション通り歯の表面を薄く削り、ラミネートベニア作製のための歯型をとって技工所に作製を依頼します。
図2は完成したセラミックのラミネートベニアです。
来院3日目にこのラミネートベニアを耐久性の高い接着材料で歯に接着させ、かみ合わせの調整をして治療が完了します(図3)。
このように治療が完了するまでに、通常3回の通院が必要になります。
見た目は、治療した形跡が分からないくらい自然な仕上がりにすることができます。

ラミネートベニア法のメリットは、短期間で治療が完了し劇的な効果が得られることと、材質がセラミックなので色の変化がなく耐久性が高いことです。
デメリットは、少ないとはいえ健全な歯質を削る必要があることと、自費診療なので治療費が高額であるということです。

前歯の色や形が気になっている方は、この治療法の適応かどうか、また他の治療法の選択肢はないかよくご相談ください。

図1術前.歯と歯の間の大きな隙間と前歯先端の白斑の模様が気になり、治療を希望
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術前.歯と歯の間の大きな隙間と前歯先端の白斑の模様が気になり、治療を希望

図2シミュレーションの後、歯の表面を薄く形成してセラミックのラミネートベニアを作製
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シミュレーションの後、歯の表面を薄く形成してセラミックのラミネートベニアを作製

図3ラミネートベニア接着後.治療した形跡が分からないほど、自然な形態と色調に回復した
図3
ラミネートベニア接着後.治療した形跡が分からないほど、自然な形態と色調に回復した

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