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タバコを吸う人の歯肉は、吸わない人と比較して黒くなりやすいということをご存知ですか?
喫煙者の歯肉が黒くなる原因は、タバコのヤニではなくメラニン色素です(図1)。
このメラニン色素の生成を抑制するにはビタミンCが必要となります。
シミ・シワ対策のスキンケア製品にビタミンCが含まれているのはこのためです。
ところがタバコを吸うと、ビタミンC吸収率が低下するうえに体内でのビタミンCの代謝が早まり、血中のビタミンCが大量に消費され不足します。これによりメラニン色素生成が抑制されず、歯肉が黒くなるのです。
タバコは、それを吸わないお子様にも影響が出ます。
喫煙者の周囲にいる人がタバコの煙を吸ってしまうことを受動喫煙といいますが、受動喫煙であっても歯肉のメラニン色素沈着を増強し、黒くしてしまう場合があります。これは親の喫煙が、お子様の健康に影響を及ぼしていることの表れです。
治療をして歯がきれいになっても歯肉が黒いままでは、口元の美しさは半減してしまいます。でもあきらめる必要はありません。
歯肉に沈着したメラニン色素は、薬を塗布することで比較的簡単に取り除くことができます(図2,3)。ただし喫煙を続ければ再び歯肉は黒くなってしまいます。
喫煙は歯肉を黒くするだけでなく、歯周病の進行を早め、口臭の原因にもなりますのでご注意ください。


