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コラム

歯科医院のレントゲンは安全?

デジタルパノラマ
図1

飛行機のイメージ

歯の治療でレントゲンを撮影する必要があるのは分かるけど、放射線を浴びるのでちょっと心配、と思う方が少なからずいらっしゃいます。しかし結論から言いますと、歯科のレントゲン撮影は人体には全く問題ありません。

歯科で使用されるレントゲンは、当院を含め現在デジタル化が進んでおり、従来型のフィルム現像タイプと比較すると約10分の1の放射線量になっていて安全性が向上しています。

デジタルパノラマ(図1)を例にとってみると、1回の撮影で浴びる放射線量は0.003mSv(ミリシーベルト)で、これは地上で自然に浴びる放射線量に換算すると2〜3日分の放射線を一度に浴びたに過ぎません。

もう少し分かりやすい説明をすると、人が白血病やがんなどを引き起こすといわれている放射線量は1000mSv、胎児に影響があるといわれている放射線量は100mSvですが、これはデジタルパノラマを一度に数万〜数十万枚撮影しないと起こりえない数値です。それだけ歯科のレントゲンの放射線量は微量なのです。

意外と知られていないのが、飛行機に乗っても放射線を浴びているということです。上空は地上と比較して宇宙からの放射線を浴びやすく、例えば東京−ニューヨーク間の飛行機の往復ですと、デジタルパノラマに換算して約60倍の放射線を浴びていることになります。それでも頻繁に搭乗しているパイロットやキャビンアテンダントが病気にならないのは、それですら微量の放射線量にほかならないからです。

これで歯科のレントゲンは安全だとご理解していただけましたでしょうか?